労働新聞 2008年2月5日号・4面〜5面

各地方委員会・県委員会主催の新春講演・旗開き

労働者の前衛党
本格的建設誓う

 労働党各地方委員会、県委員会主催による2008年新春講演会・旗開きが各地で開催された。各新春講演・旗開きでは、激動の情勢にふさわしく、闘いの方向を鮮明に突き出すとともに、労働者や農民、中小商工業者、各級地方議員などが参加、広範な闘いへ決意を打ち固めるものであった。各地での新春講演・旗開きのもようを紹介する。

近畿 大隈議長が断固たる闘い提起
労組、議員、朝鮮総聯などが連帯訴え

 党近畿地方委員会の新春講演会・旗開きが一月二十日、大阪市で開かれた。
 第一部の講演会では、冒頭に主催者あいさつを行った由良隆・党京都府委員長が、「資本主義世界の腐朽が進み、人民の生活はますます脅かされるようになったが、支配層は逆にチャンスととらえてカネもうけを企んでいる。私たちは一つ一つ細かな変化に注意を払いながら闘っていかねばならない」と訴えた。
 寄せられた祝電、メッセージの紹介のあと、さまざまな団体や社会民主党、民主党などの政党議員や各種団体代表が参列する中、大隈鉄二・党中央委員会議長が一時間半にわたり国際情勢や福田自公政権の階級的性格、民主党など議会主義政党批判の講演を行い、わが党への結集を訴え締めくくった。
 第二部の懇親会では阪口善次郎・日本被団協代表理事の乾杯の音頭のあと来賓あいさつが行われた。
 最初に在日本朝鮮人総聯合会大阪府本部国際・統一部長の朴栄致氏と同京都府本部国際・統一部長の李東一氏が並んで演壇に立ち、日本政府の不当弾圧を暴露、闘いで勝利するとの力強いあいさつを行った。自主・平和・民主のための広範な国民連合の吉田伸・全国代表世話人と、同大阪の浅田義信・代表世話人は、格差がますます拡大する中、団体・個人の結集して闘うことの意義を訴えた。
 また川村賢市・全日本建設運輸連帯労働組合近畿地本副委員長、稲垣浩・釜ヶ崎日雇合同労組委員長、小堀清次・社民党堺市議、和田恵治・前奈良県桜井市議、平坂春雄・日中労働者交流協会事務局長、国労熊本闘争団大阪事務所の蓑田浩司氏、片岡保夫・社民党兵庫県連合幹事長(西宮市議)からそれぞれ連帯のあいさつが行われた。
 最後に参加者全員によるインターナショナルの斉唱と団結ガンバローが行われ、最後に北村好弘・党大阪府副委員長が〇八年を闘いの前進の年にしようと誓い合ってお礼のあいさつを行い、闘いへの決意を表明した。


九州 有利な情勢鮮明に訴え
党地方議員団が地方からの闘い呼びかけ

 二〇〇八年労働党九州地方委員会の新春講演会・旗開きが、一月二十七日、福岡市で開かれた。
 第一部の新春講演では、秋山俊彦・党中央委員会総政治部責任者が、米帝国主義の衰退と多極化が決定的となった国際情勢、福田内閣といかに闘うかなどについて訴えた。講演を聞いた参加者からは、「情勢を理解するのに役立った」「分かりやすく元気づけられた」などの感想が聞かれた。
 来賓として豊島正章・社会民主党福岡県連合幹事長が、「自公政権を倒していく闘いの中心になっていきたい」と決意を述べた。また、徐好植・在日本朝鮮人総聯合会福岡県本部副委員長は「労働党による朝・日国交正常化即時実現のための全国的運動に謝意を表したい。北南民族の平和と統一への歩みはもはやとどまることのないものだ。朝米関係の改善、六者協議の進展は、『行動対行動』を原則に動いていくと確信している。こうした新しい歴史の流れに日本だけが逆行している」と述べ、連帯して闘うとあいさつを行った。
 第一部では、ほかに楠田大蔵・衆議院議員の中村秘書、原竹岩海・福岡県議が来賓として紹介された。また、衆参国会議員や、麻生渡・福岡県知事をはじめ各界からメッセージが寄せられていることが紹介された。
 第二部の旗開きパーティーは、労働運動や部落解放運動、日中友好運動の大先輩である播磨昭吉氏による労働党への期待を込めた乾杯の音頭で始まった。
 歓談をはさんで、旗開きに参加した各界の方々からあいさつや連帯のアピールが行われた。
 門田司郎・全国一般筑後支部委員長は、福岡地本で闘っている福岡大和倉庫分会への支援を訴え、中小労組の闘いの決意を述べた。また、自主・平和・民主のための広範な国民連合・北九州事務局の堤信博氏は、北九州地区における国民連合の取り組みを紹介、地域で広範な統一戦線をつくっていくことを表明した。
 このほか、社民党の山口はるな・衆院福岡十一区予定候補、筑紫野市長・平原四郎後援会の松田事務局長、障害児・者福祉を考える会「ゆうわ」の城戸るり子氏、山口哲夫・「子供たちの未来をそこねる教科書反対! 北九州ネットワーク」共同代表から、それぞれの立場から連帯のあいさつを行った。
 また、昨年新たに入党した同志が、「いろいろと勉強しながら、ともに闘っていきたい」と新入党員の決意表明をおこなった。
 続いて、昨年四月の統一地方選挙で当選を果たした四人の福岡県内の地方議員を、党九州地方議員団長の上村和男・筑紫野市議が紹介した。柿野義直・みやこ町議と岩田定実・後援会長、ぬま健司・古賀市議、小倉信一・上村和男後援会長、新たに当選した大城敏彦・筑後市議がそれぞれ闘う決意、連帯を訴えた。
 閉会あいさつを平石義則・党福岡県委員長が行い、「情勢の歴史的な転換点で、大衆の期待にこたえられる党と統一戦線をつくるために奮闘しよう」と呼びかけた。
 旗開きは最後に、団結ガンバローを三唱、参加者全員でインターナショナルを高らかに斉唱して閉会した。


愛知 広範な県民運動へ団結深める
トヨタの牙城で党建設前進めざす

 党愛知県委員会主催の新春講演会・旗開きが一月二十六日、名古屋市で開催された。
 開会あいさつに立った長岡親生・党愛知県委員長は、「米国が衰退し、多極化が進む世界の中で、支配層は試練に立たされている。多国籍企業トヨタの利益は極大化しているが、労働者、コスト削減された中小企業は絞られ、今後外需に依存した愛知県の経済環境も激変する。すでに原油高騰、原材料費高騰で県民諸階層の暮らしと経営に影響が出始めている。労働者にとって闘いを前進させるチャンス、大いに闘おう」と呼びかけた。
 第一部では、山本正治・党中央委員会統一戦線対策部長が?昨一年の内外情勢と闘い、?世界情勢、とくにサブプライムローン問題に端を発した金融システムの動揺とドル問題、?国内情勢と闘いについて、どう対処するか、という内容で演説。張り出した国際収支の表を使い、さし迫る危機の構造を分かりやすく話した。そして、国と階級の運命のため労働党の強化が最重要の課題となっていると結び、党の明快な訴えに参加者は聞き入った。
 二部の懇親パーティーでは杉山建明・社会民主党愛知県連合副幹事長が、「県民生活は悪くなっている。労働者、農民、商工業者の連携を促して闘おう」と連帯のあいさつを行った。文光喜・在日本朝鮮人総聯合会愛知県本部副委員長は、「労働党の情勢の見方、朝鮮半島をめぐる問題への取り組みに敬意を表したい。朝・日国交正常化実現の運動をさらに発展させよう」と呼びかけた。続いて、朝鮮の統一実現を支援する活動をしている韓基徳・「三千里鉄道」事務局長は、「韓国の新しい政権の下でも統一に向けた動きは止まらない」と指摘した。また鈴木克昌・衆院議員からのメッセージが紹介された。その後、自主・平和・民主のための広範な国民連合・愛知世話人の林安沢氏、元県議の小林収氏からそれぞれあいさつが行われた。小林氏は、「〇四年の三菱岡崎工場閉鎖に反対して地域で行った労働者の連帯集会は画期的な盛り上がりをみせた。その際に受けた弾圧に対する国賠訴訟裁判で、控訴して闘う」と支援を訴えた。
 大西豊・笹島日雇労働組合委員長は「格差社会というのはあいまいで階級社会だ」と前置きして、現在の闘争課題を報告、氏が作詞した「殺人朝日建設許すまじ」を歌った。 
 最後に、長岡県委員長があいさつと団結ガンバローを行い、闘う意思みなぎる中、閉会した。


三重 日朝国交正常化実現を
激変する情勢鋭く指摘

 党三重県委員会による新春講演会・旗開きが一月二十七日、津市で開催された。第一部では党中央委員会を代表して山本正治同志が講演を行った。
 山本同志は、昨一年間の情勢の推移や労働党の闘いを報告、参院選や統一地方選の結果などに触れながら保守二大政党制を暴露、また福田政権の性格や当面している困難について指摘した。また激変する国際情勢、特に米帝国主義の衰退、その結果としての「多極化の新しい局面」について詳しく述べた。そして締めくくりとして、労働党の前進を誓い、団結して闘おうと訴えた。
 第二部は、自主・平和・民主のための広範な国民連合・三重の山村ふさ代表の乾杯で始められた。
 来賓あいさつでは舟橋裕幸・三重県議会議員が「一期目から労働党の皆さんにはご指導頂いた。今日の講演は大変刺激になり勉強になった。共に団結してがんばろう」と述べた。朴三浩・在日本朝鮮人総聯合会三重県本部副委員長は「今年は朝鮮民主主義人民共和国創建五〇周年を迎える。祖国統一、朝・日国交正常化実現に向けて全力で運動を推進したい」と決意を表明した。安昌浩・在日韓国民主統一連合三重県本部副代表委員は「講演での情勢認識では一致するところが多かった」と感想を述べながら組織強化に取り組んでいることを報告、幅広い連携で共に闘おうと訴えた。
 懇親の後、閉会のあいさつに立った板倉重永・党三重県委員長が「激変する情勢の中で、労働者階級が闘い始めている。今年は労働党を拡大強化するために奮闘する」と決意を明らかにした。最後に広範な国民連合・三重世話人の安田元喜氏の音頭でガンバロー三唱で決意を固め合った。


佐賀 佐賀の地で党の旗高々と
20年ぶりの開催、各界から期待の声

 党佐賀県委員会による新春講演会・旗開きは一月二十七日、佐賀市で開催された。労働運動や諸方面で活躍している党の友人や県下の同志たち多数参加した。
 第一部では、中村寛三・党中央委員会労働運動対策部長が講演を行い、世界資本主義の動揺について、図を示しながら解明、対米従属の政治を打破する課題や保守二大政党制を挫折させる闘い、広範な国民各層が連携した運動などについて提起した。そして、そのためにも労働党の建設を強力に進めようと呼びかけた。熱心にメモをとったり、大きくうなずく参加者の姿が多く見られた。
 第二部のパーティーでは、来賓として、柴田久寛・社会民主党佐賀県連合代表が「政治がおかしな方向に行かないよう、平和と暮らしを守るために、いっそうがんばりたい」と連帯のあいさつを行った。
 また、家永武士・JA佐賀中央会専務は「講演は興味深かった。日米関係について、まったく同感だ。穀物の国際的な高騰など問題山積だが、自給率を高めていくしかない」などと、農業問題への理解を求めた。
 自主・平和・民主のための広範な国民連合佐賀の高野玄太・代表世話人の音頭で乾杯の後、太田記代子・佐賀県議、鳥井大敬・佐賀県日中友好協会事務局長、川添俊太郎・唐津地区平和運動センター事務局長、「プルサーマルと佐賀県の百年を考える会」事務局の清流裕子氏、川添緋砂子・佐賀県中国帰国者の会会長が、それぞれの立場から連帯のあいさつを行った。
 終盤には、県党結成以来、労働運動の一線で活動してきた工場細胞の同志が「労働運動だけでは暮らしは守れない。党員をもっと増やし、党を強めたい」と決意表明を行った。
 永野浩二・党佐賀県委員長は閉会あいさつで、二十数年ぶりの県党独自の旗開き開催にあたり、出席・協力してくれた友人たちへの謝意を表明、年末には党の同志が増えたことを報告、「労働者は必ず立ち上がる。問題はわれわれの認識だ」と今年一年、団結して闘うことを呼びかけた。
 最後は、かつて解雇撤回闘争を闘い、同志を県内で一番多く増やしてきた同志の音頭による団結ガンバローで締めくくった。


【近畿地方委員会旗開きへのメッセージ・祝電】(敬称略・順不同)
前衆院議員   稲見哲男
前衆院議員   左藤 章
大阪府議会議員 井上哲也
大阪府議会議員 大前英世
大阪府箕面市議会議員 
       中西とも子
京都府議会議員 角替 豊
奈良県会議員 梶川けんじ
元社民党尼崎市議候補 古賀 滋
吹田市長    阪口善雄
大阪狭山市長  吉田友好
和泉市長    井坂善行
全港湾大阪支部委員長  大野 進


【九州地方委員会旗開きへのメッセージ・祝電】(敬称略・順不同)
衆議院議員  原田義昭
衆議院議員  武田良太
衆議院議員  西川京子
衆議院議員  古賀一成
参議院議員  岩本 司
参議院議員 大島九州男
福岡県議会議員  原竹岩海
社民・市政クラブ福岡市議団
大野城市議会議員  関岡俊実
部落解放同盟福岡県連合会委員長  松本 龍
福岡県知事  麻生 渡
飯塚市長   齊藤守史
行橋市長   八並康一
筑紫野市長  平原四郎
太宰府市長  井上保廣
小郡市長   平安正知
嘉麻市長   松岡 賛
みやま市長  西原 親
川崎町長   手嶋秀昭


Copyright(C) Japan Labor Party 1996-2008