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労働新聞 2008年1月25日号・6面〜7面
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中央新春講演会・旗開き
熱気あふれ、連携と
広範な闘い誓い合う
来賓あいさつ・メッセージ
(敬称略・順不同、見出しは編集部)
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闘いの報告
県民の力あげて闘う
沖縄平和運動センター 事務局長・山城 博治 氏
明けましておめでとうございます。
沖縄現地の報告を行い、ともに闘う決意を申し上げたいと思います。
一つは、教科書問題についてです。昨年十二月二十六日に、政府・文科省は、沖縄が求める修正意見の撤回はしない、そして修正意見に基づいて教科書をつくりかえる、その範囲であれば教科書会社の修正を了承するという姿勢を打ち出しました。
沖縄では、超党派で九月二十九日の県民大会が開催され、政府に迫ってきましたが、自民党国会議員団が政府の意思決定に「八〇%の満足を示す」という形で戦線から離脱しています。
しかし、ここにきて大きく揺らいでいます。自民党を支える県婦人連合会やPTA連合会などの皆さんが「県民大会で求めたことについて、何一つ実現されない中、自民党議員は何を考えているのか」という批判を突きつけ、昨年末、改めて政府に撤回と改ざんの復刻を求める県民的闘いをつくるべきだということで、実行委員会の存続を決議しています。
私ども平和運動センターも、その前日、政府の裏切りは許せないという緊急集会を開催、参加者は七百名を超えました。この闘いをさらに進めたい。
なぜ県民がここまで、この教科書問題に熱を入れるか、あるいはこの一点で県民共闘が実現できるのかについて、私なりの思いを申し上げたいと思います。沖縄戦は、極論すれば、当時六十万人といわれた沖縄県民がこの地上から誰一人いなくなってもかまわないという戦争でした。「死んで悠久(ゆうきゅう)の大義につくべし」といって割腹自殺した牛島中将の遺言が実践された戦争でした。これを県民が忘れれば、再び似たような惨状がやってくる。その意味で、私たちには引けない闘いです。
奇しくも、来年は一八七九年の琉球処分から百三十年を迎えます。沖縄は明治政府によって日本の版図に取り込まれ、差別と収奪、犠牲の連続でした。沖縄の民草としては、教科書に限らず、軍事基地として押し込められている重圧からの解放を求めていく運動につなげる契機にしたいと思っています。
米軍再編について触れさせていただきたいと思います。守屋前事務次官が逮捕されました。基地を辺野古のシュワブ沖にずらして建設するという問題は疑惑まみれです。このようなおぞましい防衛官僚たちによって、沖縄に新たに二千メートル級のV字型滑走路が造られる。
同時に、海兵隊移転先であるグアムでは、海兵隊の住宅が何と一戸七千万円もするということです。これはわれわれ国民の血税です。まさに悲しみと憤りを覚えます。このようなことをさせてはなりません。
日本政府は県南部の基地を返す、その代わり北部演習場への一括移転をと言っております。同時に、自衛隊を広大な米軍基地に入れるという。資本、政府は、自衛隊を海外に派遣したくてたまらないわけです。沖縄をその出撃基地にするつもりでしょう。
私ども沖縄平和運動センターは、米軍再編に対する闘いと共に、自衛隊の大々的な沖縄駐留に対しても、断固として反対する取り組みを強めたいと思っています。
仲間の皆さん、ぜひ力を貸していただきたいと思います。
実践的労農連携を強力に
全国農業者農政運動組織連盟 幹事長代理・松岡 公明 氏
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
日頃から私どもの農業運動についてご理解、ご支援をいただいていることに、厚く御礼申し上げます。
WTO(世界貿易機関)の農業交渉が、この二月から本格化します。
バイオエタノールの原材料としての食糧の争奪戦が始まっています。シカゴの穀物相場がグンと上がりました。燃料の原材料としてトウモロコシの需要がドンドン伸びているからです。そして、それを仕掛けているのが穀物メジャーです。
いま世界の人口は六十五億人です。これが二〇五〇年になると、約九十億人になると言われています。
現在でも人口増に食糧生産が追いつかず、飢餓状態の人が世界で約八億五千万人もいます。大切な食糧を、ぜいたくにも車のエネルギーにしようということです。飢えている人たちそっちのけの、ゼニもうけのための動きに歯止めをかけなくてはいけません。
まさにグローバリゼーションというのは、農業の問題においても、この地球社会に対して、無責任きわまりないものだといえます。
かつて、マザー・テレサは「無関心は最大の罪悪なり」という言葉を残しています。いま、日本の食糧自給率は三九%程度です。
実践的労農連携運動、つまり、「地産地消」ということで、おコメをはじめとする、わが日本の国産農産物をきちんと食していくということを、皆さんにも実践としてやっていただくことをお願いして、私からの連帯あいさつとさせていただきます。
平和、改革反対の結集を
新社会党中央執行委員会 大衆運動委員長・江原 栄昭 氏
おめでとうございます。
労働党や闘う皆さんに、三つの目標で共に闘いたいということを訴えたいと思います。
一つは、日本の進路について、米国一辺倒の現在の政治のシフトを変えなければいけないと思っています。この東北アジアの平和ということを掲げていくことが必要ではないでしょうか。そのためには、イラクから自衛隊を一日も早く撤退させることや、日朝国交正常化に向けた努力が非常に大事だと考えます。
また、規制緩和と構造改革路線が行われ、「ワーキングプア」とも言われる貧困層がかつてなく増大しています。闘う労働運動と政党をつくって打開しなくてはいけません。労働者が当たり前の生活ができるような日本をつくろうではありませんか。
そのためにも、自民、民主に対抗できる「固まり」をつくらなくてはいけないと思っています。
労働党の皆さんと大きく連帯し、より広範な国民の運動を構築して、総選挙を勝ち抜いていきたいと思います。全力をあげて、日本の政治を変える努力を誓いながら、連帯あいさつとします。
制裁解除求め国交正常化へ
在日本朝鮮人総聯合会中央本部 国際統一局長・徐 忠彦 氏
朝鮮総聯中央本部常任委員会を代表して新年のあいさつを送ります。
昨年は、対朝鮮圧力一辺倒政策が通じなくなった安倍政権が、朝鮮総聯及び在日朝鮮人に対して卑劣な弾圧を行いました。しかし、安倍政権は逃げるように崩壊し、われわれは第一段階の闘いで勝利したと思っています。
昨年の労働党旗開きで、大隈議長は、日朝国交正常化を重要な課題として提起しました。私はまさに、「先見の明がある」と思いました。
ご存じのように昨年、朝鮮半島をめぐる情勢は大きく転換しました。
六者協議では、確かに昨年末日までの合意は実現できませんでした。米国などが「テロ支援国」指定解除や「敵性国通商法」適用を終息させるなどを守られなかったことが問題です。
北南関係ですが、昨年十月に北南首脳会談が行われました。日本では李明博大統領となることで、「南北対立の時代」に戻ることに期待する向きもありますが、誤りです。北南首脳会談には南の八〇%もの人たちが支持しており、逆行できません。
朝日関係ですが、昨年十月に六者協議経済・エネルギー支援作業部会が行われました。この席でとうとう、米国の代表団が日本に対し「(朝鮮に)支援できないなら、支援できるまで参加しなければいい」とまで言っています。一つのエピソードですが、日本は惨めな状況です。
もし、福田政権が朝日関係を進めるというのであれば、まず制裁解除が必要です。これがなければ朝日関係は動きません。朝日友好・国交正常化を実現するためにも、福田政権に制裁解除を強く求める闘いを共に進めていきたい思っています。
闘う労働運動の力発揮する
全日建連帯労組関西生コン支部 副委員長・武 洋一 氏
明けましておめでとうございます。
二〇〇五年からの二年間、五次の弾圧を受けました。大手セメントやゼネコンに対して、関西の中小企業が大同団結して、対等取引を勝ち取ってきた中での弾圧でしたが、労働党の皆様にもご協力いただき、権力・資本が狙っていた、中小企業を分断して労働者収奪の道具にするという目的は失敗しました。これからは春闘に向けてがんばらなければと思っています。
武建一委員長に対して、一審では実刑判決も出ましたが、二審で執行猶予を勝ち取ることができました。あらためてお礼を申し上げます。
こうした中で、私たちが現在取り組んでいる課題二点ほどについてご協力をお願いしたいと思います。
一つは、沖縄戦における集団自決の軍強制の教科書記述ついての闘いです。十一万人もの県民が大会を開き、政府を突き上げたということは、言い換えれば、本土でこの問題に関心持って、労働運動が立ち上がっていくかという課題が提起されているということです。
この反省の念から現在、この教科書問題で大きな労働運動の力をつくっていかなくてはと思い、運動に取り組んでいます。労働党の皆さんのご協力も得ながら、大結集して闘っていきたいと思います。
もう一つは、弾圧について、二月に一審の判決が出る予定になっています。昨年五月に弾圧を受けた仲間四人が九月に出獄しましたが、いま緊急の団体・個人署名に取り組んでいます。
弾圧はありましたが、これからも労働運動の分野で活躍し、同時に中小企業の大同団結を図ることを決意しています。
ご参集の皆さんの発展と、労働党がますます元気に活躍していただくことを祈念して、あいさつに代えたいと思います。
米軍再編具体化打ち破る
原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議 事務局長・桧鼻 達実 氏
本年もよろしくお願いします。
私たち県央共闘会議は、キャンプ座間、厚木基地、相模補給廠など、米軍再編の目玉なっているところを抱える地域で闘っています。
十二月十五日、キャンプ座間で第一軍団司令部が発足しました。
地元の星野・座間市長は「恒久化解消化策がない限り容認できない」と言い続け、残念ながら昨年倒れた小川・相模原市長(当時)も「百年、基地の町になってしまう」と、反対してきました。井原・岩国市長の姿勢など、首長が住民の側に立って国にモノ申すというのが、米軍再編に反対する闘いの特徴だと思います。対米追随の国に対して、首長が住民の安全を守るという立場で、画期的な事態ではないでしょうか。
十二月十七日には過去最大、六千百三十人の第四次の爆音訴訟団が立ち上がりました。そして今年三月には横須賀で原子力空母の母港化を問う住民投票の運動が始まります。こうした熱い闘いが、今年も神奈川で展開されます。
沖縄、岩国、神奈川など闘う現場を支え、連帯し、米軍再編の具体化を一つでも壊していこうと決意しています。一カ所でも壊せば、再編そのものが破たんします。
皆さん、闘いに駆けつけて下さい。
神奈川の地から平和発信
神奈川県議会議員・日下 景子 氏
おめでとうございます。
神奈川は沖縄に次ぐ基地県で、基地問題が本当に大きな課題となっています。キャンプ座間司令部の問題、そして今年、横須賀に原子力空母が来るということで反対運動が行われ、私も応援しています。
私は昨年、沖縄に三回行って、名護市辺野古の海を守る、あるいはヤンバルの森を守る運動を応援しました。平和を語る人たちと本当に連帯して、沖縄、神奈川から平和を発信していきたいと思います。
今後とも、労働党の皆さん、ぜひご活躍下さい。
差別ない社会づくり共に
部落解放同盟東京都連合会 副委員長・高岩 昌興 氏
旗開きにお招きいただきありがとうございます。
各地で部落解放の闘いや狭山闘争に連帯していただいていることにお礼申し上げます。私は荒川に住んでいますが、二年前に差別凶悪はがき事件が起きました。私自身も二十数通の差別はがきを受けました。この犯人が今春、出獄してきます。これから糾弾会を行いますが、この中で「部落問題とは何であるか」ということを明らかにしていきたいと思います。
戦後六十数年経ちましたが、部落や在日外国人への差別事件はまだまだたくさん存在しています。
差別のない社会をめざして、共にがんばっていきたいと思います。
第4次訴訟に向け準備
横田基地飛行差し止め訴訟団 団長・浅野 太三 氏
おめでとうございます。
私たち訴訟団は、三十年前に一次、二次と訴訟を起こし、こんにちまで三十年闘ってきました。市民一人ひとりから会費を集め、今までやってきました。
今年三月には、高裁判決が出されるところまでこぎ着けています。今月臨時総会を開き、高裁に異議申し立てをしながら、最高裁まで闘おうじゃないかと決意を固めたところです。
一次、二次と裁判を闘っても、地域での住民生活は一つも改善していません。
だから、この三次の闘いが終わっても、米軍機のあの騒音をなくすまで、いっさいの解決はないという思いで、さらに最高裁まで行っても闘おうという決意を持っています。
神奈川県の厚木、石川県の小松などの騒音訴訟と同じように、いまから第四次の訴訟を準備し、最高裁を迎えたいと思います。
この首都・東京にあの広大な横田基地があり、しかもこれからは、米軍再編を含めていろいろな問題が出てくると予想されます。
ぜひ皆さんの力を借り、参加もお願いしながら、第四次の訴訟団を結成する準備に取りかかっていきたいと思います。
祝電・メッセージ
【中央】
社会民主党党首・福島 みずほ 氏
明けましておめでとうございます。
二年前の社民党大会で、社民党宣言を採択し、「平和」「自由」「平等」「共生」の四つを柱に、めざすべき社会を提起しました。
私たちは、平和を壊す悪法に反対し、雇用の問題に取り組み、社会保障の切り捨てに反対し、人びとの暮らしと平和のためにがんばってきましたが、現実には、暮らしと平和の破壊がひどくなっています。
二〇〇八年を「命を守る年」とするために、社民党はがんばっていきます。
安倍総理は辞職をしましたが、安倍総理が強行採決をし続けた法律は、これから作動していきます。国会の中で、憲法審査会が起動し、ここで憲法改悪案づくりが進まないようがんばっていく必要があります。また、二〇〇七年十一月には福田総理と民主党の小沢代表との間で、「大連立」の話がありました。大連立は、自衛隊派兵恒久法案、消費税大増税、憲法改悪のための環境づくりではないでしょうか。
大政翼賛会は、戦争一直線への道です。
社民党は、「平和の原点」「平和と暮らしを守る原点」で、大連立を許さず、命を大事にする政治を実現していきます。
そのために、社民党は、今度の衆議院選挙で、何としても議席を増やさなければなりません。政治の結果生じた格差と貧困の拡大は、政策の転換でしか根本的には変えることができません。
命を大事にしていく政治の出番です。
政治を変える人びとの出番です。
そして、社民党の出番です。
二〇〇八年が、希望の社会を実現する年になるよう、ごいっしょにがんばっていきましょう。
皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたします。
自主・平和・民主のための広範な国民連合 代表世話人・武者小路 公秀 氏
二〇〇八年の新春にあたって、広範な国民連合は、日本労働党に連帯のあいさつを送ります。
国民連合は、混迷を極めている世界のバクチ資本主義と対米追随の日本政界を相手にして、格差社会の犠牲になっている農民はじめ日本国民の各層をつないだ広範な反覇権の陣地を築くために、全国の地方議員と連携して、超党派の運動を展開しようとしています。
沖縄はじめ全国の米軍基地との闘い、日朝国交正常化の闘いを進める上で、今年は重要な転機の年になることが予想される中で、国民連合は労働党のご活躍に大きな期待を寄せています。
共に自主・平和・民主の日本をつくるために闘いましょう。(代読、国民連合事務局・川崎正氏)
社民党衆議院議員 保坂展人
全国労働組合連絡協議会議長 藤崎良三
在日韓国民主統一連合
【東京都】
社会民主党東京都連合代表 中川直人
新社会党東京都本部委員長 福田実
景気振興東京会議代表 吉田誠男
【埼玉県】
埼玉大学名誉教授、日朝友好連帯埼玉県民会議議長 鎌倉孝夫
新社会党秩父総支部
舟橋功一(川越市長)
富岡 清(熊谷市長)
栗原 稔(秩父市長)
当麻よし子(所沢市長)
新井家光(深谷市長)
新井弘治(上尾市長)
木下博信(草加市長)
板川文夫(越谷市長)
神保国男(戸田市長)
木下 博(入間市長)
浦野 清(富士見市長)
伊利 仁(坂戸市長)
町田英夫(幸手市長)
野川和好(伊奈町長)
鈴木英美(三芳町長)
小沢信義(毛呂山町長)
本清一雄(越生町長)
関根孝道(上里町長)
津久井幹雄(寄居町長)
斉藤和夫(栗橋町長)
本多健治(鷲宮町長)
野口勝久(杉戸町長)
【神奈川県】
大藏律子(平塚市長)
小澤良明(小田原市長)
平井竜一(逗子市長)
加山俊夫(相模原市長)
古谷義幸(秦野市長)
小林常良(厚木市長)
内野 優(海老名市長)
島村俊介(松田町長)
瀬戸孝夫(山北町長)
冨田幸宏(湯河原町長)
大矢明夫(清川村長)
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