労働新聞 2007年2月5日号・4面〜5面

労働党地方委員会
新春講演・旗開き

強大な革命党建設へ決意固める

 労働党各地方委員会による2007年労働党新春講演・旗開きが相次いで行われた。各地のもようを紹介する。


近畿 多彩な来賓、共同への熱い思い次々に
労働運動基礎に国民運動の発展訴え


 党近畿地方委員会の旗開きが一月二十一日、大阪市で開かれた。
 旗開きの冒頭、主催者あいさつを行った吉沢章司・党大阪府委員長は、先日発表された松下電器による大阪三国工場(豊中市)の閉鎖などについて触れて「労働者はもちろん、下請け関係にある中小零細企業や周囲の商店など、地域経済の衰退もかえりみない事態が進んでいる」として、こうした府民生活の危機打開のためいっそう奮闘する決意を表明した。
 続いて山本正治・党中央委員会統一戦線対策部長が講演を行った。
 山本同志は冒頭、フセイン・イラク前大統領の処刑について、強い追悼の念を表明した。
 その上で山本同志は「イラクでの米国の敗北は決定的となった。レバノンでの対イスラエル戦でもヒズボラが勝利した。パレスチナ情勢、イランの核問題。どの一つをとっても、帝国主義とりわけ米国にとって困難は増大した」「中南米でもベネズエラだけでなく次々と選挙で反米的な大統領が選出された」と指摘、米帝国主義が中小国・人民の闘いによって追いつめられていることを鮮明に浮き彫りにさせた。
 そして「朝鮮は核実験して核保有国となった。米日が中国を巻き込んで国連制裁を決議した。しかし、六カ国協議は開催されたが北東アジア情勢の変化は後戻りできないことが明らかとなった」として、アジアにおいても情勢が一変したという事実を突き出した。
 併せて、衰退し、困難に直面している米帝国主義に付き従うわが国安倍政権の内外政治について、「安倍路線は、自主・独立、アジアとの共存ではなく、再び戦乱に導く道だ」と断じ、安倍政権との闘いを強く呼びかけた。
 また山本同志はわが国における内外政治の危機突破に向けた労働運動の果たす役割について言及、連帯労組関生支部の闘いの特徴に触れ、強い支持を表明した。
 最後に「労働者階級の中に大きな強い労働党を建設することが急務である」と結び、労働運動を中心とした闘いと強大な党建設の前進に向けた決意を訴えた。

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 来賓あいさつに立った・社会民主党大阪府連合幹事長は「憲法擁護、アジア共生、米軍再編など協力できる課題でぜひ国民運動を共に強めたい」と述べ、共同を呼びかけた。
 また角替豊・公明党京都府本部代表(府議会議員)は「国と国の対立の構図でなく、民衆の目線で考えていきたい」と述べた。
 武洋一・全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部副委員長はこの間の敵・権力のしつような弾圧に対する支援への感謝の意を表明した。そしてこの弾圧に屈せず、闘いが前進していることを紹介、以降も引き続き力強く闘っていくことを宣言した。
 金政義・在日本朝鮮人総聯合会大阪府本部国際部長は、わが国安倍政権による弾圧・人権侵害を厳しく糾弾した。そして、この間の朝米関係の変化に触れながら安倍政権による朝鮮包囲網のもくろみが国際的にも挫折に直面している事実を紹介、いっそう在日同胞の権利向上・獲得に向けた取り組みを強化していくと述べた。
 乾杯の音頭は広範な国民連合・大阪代表世話人である村上シヅ氏が行った。
 乾杯後のあいさつでは堺市議に立候補予定の小堀セイジ・「堺から未来を拓く会」呼びかけ人は「公平で公正な社会をつくるために働く。『障害者自立支援法』に対して、自治体で補助をするよう要求していく」と述べた。
 また大阪府書店商業組合元役員の江副良治氏は、「町の書店は地域の子供の教育に大きな力を発揮している。大手書店だけが幅をきかす社会ではダメだ」と訴えた。
 さらに「釜ヶ崎炊き出しの会」の中田健一氏は「稲垣浩・釜ヶ崎合同労組委員長ををはじめ、労働者が不当逮捕されたことを糾弾する。さらに解放会館への住民登録にも、国は弾圧を始めている。ぜひ支援を」と呼びかけた。
 沖縄三線の演奏もあり、なごやかな歓談の後、あいさつの最後に立った大阪府豊中市議選に立候補予定の川口みどり・「とよなか未来プロジェクト」代表が、「格差が拡大し、社会保障制度が次々に変えられ、多くの人が不安を感じながらの生活を余儀なくされている。しかし市政は市民の切実な声にこたえたものにはなっていない。今の政治を地域から変えたい」と力強くアピール、市議選での勝利を誓った。
 その後、インターナショナル斉唱が行われ、閉会あいさつを由良隆・党京都府委員長が行った。
 最後に参加者全員による団結ガンバローが行われ、明けた〇七年を闘いの前進の年にしようと誓い合った。


東海 トヨタ労働者が闘争報告
アジアとの共存・繁栄の進路提起


 労働党東海地方委員会主催の二〇〇七年新年旗開きが一月二十八日、名古屋市で開催された。会場には、愛知、三重、静岡の党員、支持者をはじめ各界の来賓の方々が集い、団結を固めた。
 第一部では長岡親生・党愛知県委員長の開会あいさつに続いて、秋山俊彦・党中央委員会自治体対策部長が約一時間にわたって新春講演を行った。
 秋山同志は冒頭に、労働党の階級的立場を明らかにする上でも重要だとして、処刑されたフセイン・イラク前大統領が帝国主義と闘う上での戦友であり、偉大な指導者であったとして哀悼の意を表した。
 そして過ぎた一年の世界情勢は激動し、複雑に変化している世界だが、敵側に不利に、わが方に有利だと概括。安倍政権がめざす政治は、国際政治での発言力強化と、内政では財政再建であるとした。安倍外交によって一変した北東アジア情勢について、帝国主義の圧迫下にあって、独立を悲願とする朝鮮民主主義人民共和国の核実験には根拠がある、核問題を現実政治から離れて見るべきではない、断固として朝鮮、中国と事を構える安倍外交を阻止して、アジアとの共存・繁栄の道を選択しなければならない、朝鮮との即時無条件での国交関係の樹立のための広範な国民運動を提案した。

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 二部は、木村睦路・社民党県連合常任幹事の音頭で乾杯、懇親パーティーで参加者が交流と団結を深めた。来賓あいさつには、河貞鳳・朝鮮総聯愛知県本部委員長、韓基徳・三千里鐵道事務局長、杉山千佐子・全国戦災傷害者連絡会会長、大西豊・笹島日雇労働組合委員長が次々に立ち、連帯と闘争報告を行った。
 次いで、トヨタ自動車の労働者から、現場の状況と闘争報告が行われた。「大企業トヨタの中でも正規、非正規の間での二極分化がある。下請けの派遣、外国人労働者との連帯や、多国籍化する中で抑圧されている、フィリピントヨタ労組支援など国際連帯をいっそう強めてゆきたい」と語った。
 閉会あいさつは板倉重永・党三重県委員長が行い、「今年は自治体選挙の年でもあり断固闘い抜く。改革政治のもとで大衆の生活は以前とは深刻さが違っている。労働者の中に力強い党をつくっていく」と述べた。
 最後に現場労働者の音頭で団結ガンバローを力強く行い、〇七年の奮闘を誓い合った。


九州 統一地方選での前進誓う
地方切り捨てと対決、反撃呼びかけ


 労働党九州地方委員会の旗開きが、一月二十八日、福岡市で開かれた。
 第一部の新春講演では、中村寛三・党中央委員会労働運動対策部長が、内外情勢、安倍政権の内外政治とどう闘うかなどについて講演を行った。
 中村同志は、冒頭、イラクのフセイン前大統領の処刑に対して追悼の念を表明した。そして、激動する世界は、米国のイラクでの敗北が決定的となり、支配力が衰え、多極化が加速化すると指摘した。また安倍内閣の内外政治についても言及、政権の性格について、小泉政権よりさらに確信犯的で、巨大独占体・多国籍企業の覇権的利益追求の政治であると喝破した。そして、すでに小泉「改革」で労働者だけでなく、中小企業家、自営業者、農民に犠牲が押しつけられ、怒りが広範に蓄積されていると指摘、関西生コンや全港湾の統一スト、北海道の農民の闘いを紹介、先の宮崎県知事選挙に見られた地方の各社会層の怒り、政治や既成政党に対する不信が広がっているとのべ、安倍政権の攻撃にさらされる労働者、諸階級の怒りや要求、エネルギーとむすびつけて反撃しようと訴えた。そのためにも労働者階級の中に大きな強い労働党を建設するために一大奮起しようと訴えた。
 各界からの祝電・メッセージの紹介に続いて、来賓として社民党福岡県連合から豊島正章・幹事長と朝鮮総聯福岡県本部から李周学氏が紹介され、連帯のあいさつを行った。

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 第二部の旗開きパーティーは、はじめに労働運動、部落解放運動、日中友好運動の大先輩である播磨昭吉氏による党への期待をこめた乾杯の音頭で始まった。
 歓談をはさんで、泉野時彦・全国一般労組福岡地方本部委員長、鉄建公団訴訟原告団の田島省三氏からそれぞれ、労働運動の闘いの報告と連帯のあいさつが行われた。
 泉野委員長は、〇五年七月の福岡大和倉庫の会社解散、従業員六十一人の全員解雇攻撃に対して、業務委託元である日本ミルクコミュニティ(メグミルク)と闘い続けている福岡大和倉庫分会の闘いを報告し、引き続きの支援と連帯を訴えた。
 また、田島氏は、国鉄分割・民営化の過程で解雇され、二十年間粘り強く闘い、これからも勝利をめざして闘い続ける決意を述べた。
 また各界から、原竹岩海・福岡県議会議員、「障害児・者福祉を考える会」の城戸るり子氏、「筑紫野市障害児・者問題を考える会」の大島律子氏、鎌田紘一・筑後型枠代表らが連帯のあいさつを行った。視覚障害者である城戸氏は、盲導犬募金の訴えを会場で行い、会場に募金箱が回された。また会場で、支援のための物販も行われた。
 続いて、三人の現場党員から職場の状況や、闘い、党建設への決意が訴えられた。
 女性の同志は、初めて組合役員として活動した昨年の闘いを報告し、労働組合の中で役割を果たしていく決意を述べた。トヨタの下請け会社で派遣労働者として働いている同志からは、正社員との格差など劣悪な労働条件のもとで働いていること、そうした状況においても労働者の連帯を求めて活動していきたいと訴えた。福祉施設で働く同志は、職場の中でのパートや臨時労働者の組織化を進め、党建設でも成果をあげたいと決意をのべた。
 次に、党九州地方委員会の各県委員長が紹介され、代表して永野浩二・党佐賀県委員長が決意を述べた。永野同志は地方切り捨ての中で県民各層が厳しい状況におかれていることなどや、中小業者の人たちとの交流を報告、今年こそ党建設を進めようと呼びかけた。
 続いて今春の統一地方選挙を闘う党九州地方議員団の議員と予定候補者が紹介された。
 中村すみ代・長崎市議会議員、上村和男・福岡県筑紫野市議会議員と小倉信一後援会長、柿野よしなお・福岡県みやこ町議会議員と岩田定実後援会長、大城敏彦・福岡県筑後市議会議員予定候補から、それぞれ当選をめざして闘う決意と支援が訴えられた。
 闘いへの熱気が冷めぬ中、平石義則・党福岡県委員長代行が閉会あいさつを行い、「党第六回大会の中心課題である党の組織建設面で必ず成果をあげよう」と呼びかけた。
 旗開きは最後に、前田正弘・全国一般東和グローブ分会副分会長の音頭による団結ガンバローが三唱され、参加者全員でインターナショナルを高らかに斉唱して閉会した。


各地方委旗開きに祝電・メッセージを寄せた方々
(敬称略・順不同)

【近畿】
尾立源幸(民主党参議院議員)
松岡徹(部落開放同盟大阪府連合会執行委員長・参議院議員)
今西正行(兵庫県議会議員・社会民主党兵庫県連合代表)
田中誠太(大阪府議会議員)
植田むねのり(元衆議院議員・社会民主党兵庫県連合副代表)
山下けいき(新社会党大阪府本部委員長)
西風いさお(元衆議院議員)
梶川けんじ(奈良県会議員・社会民主党奈良県連合幹事長)
おくの正美(大阪市議会議員)
中西とも子(箕面市議会議員)
栗原俊子(交野市議会議員)
田中丈悦(堺市議会議員)
大島とき子(宝塚市議会議員)
池内光宏(宇治市議会議員)
西川たけお(元吹田市議会議員)
和田恵治(桜井市議会議員)
井筒高雄加古川市議会議員
古賀滋(社会民主党尼崎支部・市民運動部長)
浅田義信(広範な国民連合・大阪代表世話人)
武田正光(広範な国民連合・愛媛事務局長)
李鐵(在日韓国民主統一連合大阪府本部代表委員)
伊関要(日本人民委員会代表)
有元幹明(元自治労大阪市職員労働組合委員長)
吉田友好(大阪狭山市長)
岩室敏和(阪南市長)
野口聖(岸和田市長)
井坂善行(和泉市長)

【九州】
柴田久寛(社会民主党佐賀県連合代表)
原田義昭(衆議院議員)
三原朝彦(衆議院議員)
北橋健治(元衆議院議員)
麻生 渡(福岡県知事)
山本文男(全国町村会会長・添田町長)
藤田陽三(福岡県議会議長)
入江種文(福岡県議会議員)
助信良平(福岡県議会議員)
新宮松比古(福岡県議会議員)
重野正敏(福岡県議会議員)
下田淳一(筑紫野市議会議長)
関岡俊実(大野城市議会議員)
渡辺美穂(大宰府市議会議員)
原 伸一(福岡県町村議会議長会会長)
齋藤守史(飯塚市長)
吉廣啓子(苅田町長)
池田良子(福岡市議予定候補)


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