私はこの八月上旬に沖縄を訪れ、沖縄の大学生と交流などをしてきました。私はこれまで大学で特措法反対の署名を行ってきたり、沖縄のパネル展などをしてきました。
私が以前に沖縄を訪れた時には戦跡や基地を見学しました。
今回は、沖縄で米軍基地や公共事業による環境破壊の問題などに取り組んでいるネットワークのメンバーの案内で、近年沖縄で問題になっている、公共事業による赤土流出と、それによるサンゴ礁の破壊の現場を見学することができました。
見学した現場は、沖縄本島北部です。
はじめに海に潜って、サンゴ礁を見ました。サンゴが生きている所は、彩色鮮やかな海中をたくさんの魚が泳いでいる素晴らしい光景が広がっていましたが、サンゴが死んでいる所では、白いゴツゴツとした岩が広がっており、その上には陸から流入した赤土が積もっていました。
次に、山地を切り開いて造られたパイナップルやサトウキビの畑を訪れました。かなり大規模に造成されていて、一面に赤土が露出していました。雨によってこの赤土が海に流出することが、サンゴ礁の破壊の原因とされています。この赤土流出を防ぐ手立てはいくつかうたれていますが、流出を防ぎきるには至っていないようです。
最後に、公共事業で造成されている林道を見て回りました。この林道は林業の振興のために造成されているそうですが、沖縄の自然条件から林業は難しく、成果をあげているとは言い難いようです。反対に、生態系の破壊などの弊害の大きさの方が強く叫ばれているようです。
現地では、このような自然破壊に対して、行政の責任を問う訴訟なども起きており、大きな問題となっています。
このような開発は、「基地経済脱却」の試みでもあります。米軍基地に依存せざるを得ない状況に追い込まれた沖縄が、その基地から脱却し、経済的に自立するための試みが、現在のところ必ずしも成功していないこの現実。やはりこの問題は、沖縄に基地を押しつけ、基地と共存しなければならない状況に追い込んだ本土の私たちにとって無関係ではいられない、日本全体で考慮すべき問題です。
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