労働新聞 2008年2月5日号 通信・投稿

つらい出張生活!
長時間労働で過労死寸前

闘わない労組に頭に来る

電機部品メーカー 吉田 修二郎


1時間半かけて出向先に出勤
 私は高卒でこの会社に入社し、勤続十五年目の三十四歳です。結婚一年目で子供はいません。仕事は技術職で、現在の役職は「主任」です。会社は社員三百五十人、パート二十人ほどの電機部品メーカーですが、私は三年前から大手電機メーカーに出向になりました。出向先は自社よりも遠く、今は片道一時間半ほどかけて車で通勤しています。
 朝七時十分に家を出て、帰宅するのは早くて二十一時、遅いと深夜一時半を過ぎることもあります。二十三時〜〇時くらいに帰宅することが多くなっています。
 出向先への通勤費は、給料といっしょに支給されるのではなく、後日清算で別個に振り込まれます。しかし、毎月支払われることは少なく、三カ月、四カ月と遅れることが多いんです。
 また、出向先への車通勤は認められておらず、電車・バスなど通勤費として申請しています。なので、実際の通勤費と支給額に差が出ます。私の場合、電車・バスを利用すると往復で千六百四十円です。車の場合だと、高速道路料金とガソリン代で一日約二千百円かかります。それ以外に、出向先会社の駐車場が利用できないために駐車場を借りていて毎月一万五百円。それにガソリン代の高騰が追い打ちをかけて、結局、交通費は大赤字。
 それでも私が車通勤しているのは、仕事が深夜に及ぶことが多く、終電・終バスに間に合わなくなるからです。帰りが遅くなった場合のタクシー利用は認められておらず、会社指定のビジネスホテルに泊まるように決められています。しかし、それでは一週間ずっとホテル泊まりになり、疲れがとれません。だから、無理してでも車通勤しています。

出向先で体調を崩す同僚も
 自社からいっしょに出向しているメンバーが数人いますが、後輩の一人は最近精神的にまいっているようで、表情も暗く、仕事が手につかないようです。また、今の法律では違法になるようですが、二次外注といって、出向先からさらに電機メーカーに出向に出されている人もいるようです。その人の場合は、他社→(出向)→私の会社→(出向)→電機メーカーとなっています。
 出向先からの出張も多く、今月もず〜っと近県に出張していました。毎週、日曜の夜に出張先のホテルに移動し、土曜の深夜に帰宅します。一晩だけ自宅にいて、また日曜には出張へ出ていく…という生活になります。昨年は夏に一カ月半、そして十二月一カ月が出張生活でした。
 出張先では朝七時過ぎにホテルを出て、休憩もほとんどなく仕事し(時には昼休みも十分ほどしかとれないことも)、ホテルに戻るのは深夜の一〜二時という生活です。土曜の夜、自宅に戻ると死んだように眠り続けてしまいます。私が寝ている間に妻がカバンから洗濯物を出し、洗濯して干して、乾いたころにはまた荷造りして出かけていきます。
 自社の労組は電機連合に所属していますが、組合の存在を意識することはまったくありません。組合の役員をやらされたこともあるけど、「会社と同じことを言ってるだけ」です。なのに毎月四千円もの組合費を取られるのは、正直、頭に来ます。長時間労働が続く中で、みんなクタクタになっています。この状況を変えて働きやすい職場をつくるために、労働組合があると思うんですが…。
 それから、金額は少ないけど共済会費にはもっと怒りを感じてます。出向してて施設も使えないし、イベントがあっても連絡すらしてくれないのに、なんで払わなきゃいけないんだ? 私の給料明細を見てください。時間外手当がなければ、手取りは十八万円ぐらいです。
 こんなに働きづめの毎日では、体がもたないよお。結婚したこともあり、今は何とかがんばっているが、過労死寸前だ。


Copyright(C) Japan Labor Party 1996-2008