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労働新聞 2007年9月5日号 通信・投稿
労働者は機械ではないぞ
仲間意識を育てよう
清掃労働者 谷川 純也
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新しい職場に変わり、もうすぐ三カ月が過ぎようとしています。今度の職場は十一人の詰め所で、二人ペアでやります。他に三カ所の詰め所があります。清掃の仕事に変わりはないのですが、半分以上は初めての人です。
会社は最初に研修をしてから始めると言っていたのですが、いきなり仕事に入りました。経験のある人とペアを組んだ私は良かったのですが、そうでないペアは何もわからない状態でスタートとなったのです。
最初のころはほんとに大変でしたが、一カ月ぐらいしてからは楽になりました。他の詰め所に応援に行ったときに言われたことは「あなたの所はいいよね、私の所はだれも指導者がいないから大変ですよ」と、嫌みを言われました。こんな気持ちになっている仲間のために、私の知っている仕事を教えてあげました。仲間の人たちは喜んでくれました。このようにして仲間とともにがんばっています。
職場の仲間が突然死
三週間前に悲しい事がありました。他の詰め所の職制の人が亡くなったのです。まだ六十二歳でした。前の職場から会社に選ばれて張りきっていたのに、ほんとうに残念です。あまりにも突然のことでした。
翌日に有志の仲間十五人と会社からの六人といっしょにお通夜に出席しました。新しい職場の仲間の余りにも早い死に、私はなぜか納得できない気持ちでした。
ご家族の話では、亡くなる前の晩に具合が悪くなって医者に行ったのだそうです。何でもないということで家に帰り、「明日も具合が悪かったら仕事を休むから」と言って寝て、奥様が朝起こしに行ったら亡くなっていたというのです。原因は肺気腫ということだそうです。
亡くなる三日前に話をする機会があったのですが、その時は「この職場で初めて職制となり、自分もまだ仕事の要領がわからず戸惑っている」と言っていました。
労働者の分断許さぬ
最近、会社はすべての職場を同じレベルにするという理由で、詰め所ごとに、だれとだれのペアが他の人よりも仕事のレベルが遅れている等と言って来ました。すべてを会社の勝手で決めておいて、その責任を労働者に押し付けるというのが許せません。
第一に、人間のやることに同じレベルを求めることが無理ではないでしょうか。「われわれは生身の人間である、機械ではないぞ」と私はいつも言っていますが、仲間も「そうだよね、無理な事を言っているのは会社の方だ」とよくわかっているのです。わかっているのだが、それを口に出しては言えない、というのが本当のところではないかと思います。
私は、こういう人たちが自分たちの要求を堂々と言える労働者になるためには、どうしたらいいかといつも考えています。自分のことがいちばん大事、自分だけは、他の人より出世したい、と考えている労働者の弱みにつけこむ会社に対して、どうするかを真剣に考えなければならないと思います。
仲間の死から三週間が過ぎ、亡くなった職制の後任が決まりました。会社が決めた人は、現場の意見と違った人事となりました。
彼の死に報いるためにも、仲間同士がこれ以上に分断されずに、団結することが大事であることを広めていこうと思います。
同じ職場の仲間意識を強めるために、いろいろな作戦を考えています。どうせ働くのなら、楽しくなければならないというのが私のめざすものです。次回は楽しい報告ができるようにがんばります。
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