労働新聞 2007年5月15日号 通信・投稿

自治体選挙を闘って
落選したが、多くのこと学ぶ

市民の悲痛な叫びが聞こえる
仲間増やして今後も闘う

大橋 美樹

■市民の声に学んだ選挙
 私は統一自治体選挙に初挑戦し、残念ながら落選しました。しかし、この選挙戦を通じてたくさんのことを学び、成果や課題も見えてきました。
 選挙戦を通じて、市民の生活実態を広く知り、活動にさらに自信をもつことができました。
 私の町でも地域間格差があまりにも大きいという実態があります。大きな石垣で囲まれた豪邸の立ち並ぶ高級住宅街があれば、錆ついて今にも崩れ落ちそうな公営住宅が密集している地域もあります。
 そんな住宅でひっそりと暮らしている市民のなんと多いことか。話を聞いてみても切実な声、というより悲痛な叫びが多いのです。実際に、「今の政治は貧乏人は死ね! と言っているようなもんだ」とか「年金の額は減っているのに保険料やら税金が引かれてどうしようもない」などなど。短期間にこうした生の声にたくさん触れられたことは初めてでしたし、そこから私自身が学ぶことが多かったです。

■市政批判できぬ既成政党
 また、他党派がうわべだけの政治でまったく住民の側に立っていないことも痛感しました。市議会では公明党が圧倒的な勢力をもつ最大会派なのですが、市政には保守だけでなく公明の利権がはびこっています。また、共産党も保育所や公園整備の利権に関わっているため、自公国政は批判しても市政の根本的な批判は避けているとしか思えません。
 市政の批判をどこも政策に掲げない中で市政を批判したことは意味があったと思います。そして、もっともっと調査が必要だと感じます。この点は大きな反省点です。これからも市民の前に分かりやすく市政の問題を伝え、転換を訴えたいと思います。

■若い仲間に支えられた選挙戦
 また、選挙闘争を通じて同世代の若い仲間との信頼関係が深まったことがあります。これまで地域で行ってきたイラク戦争反対や若者の雇用問題などの取り組みを通じて知り合った同世代の仲間たちが、街頭宣伝や選挙期間中のウグイスなどさまざまな仕事を引き受け、一生懸命に支えてくれました。
 皆、選挙活動に関わるのは初めての人ばかりでした。それでも共に活動する中で国政や市政の問題を話し、政治を変えることを自分自身の問題として考えていく大きな機会になったと思います。
 今回の選挙を通じて、なによりも力をつけることが課題だと思っています。選挙期間中、他党派、とりわけ共産党や公明党の組織力を見せつけられました。正しい主張をしている私たちこそ、大きくならなければ国は変えられません。
 また、改革政治によってこれからも市民への犠牲が続くので、具体的な課題を決め市民とともに行動し市政と闘うことを進めたいと思います。そして次回は必ず勝利すると信じて、闘っていきたいと思います。
(U)


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